何も見たくない、誰とも会いたくない、
何も聞きたくないし、何もしたくない。

そんな無気力な生活が始まって、もう3ケ月。
本当は、家事だってする気が起きない。
それでもお料理を頑張っているのは、永遠くんのパパである旦那様のため。

仕方がないから、スーパーへは行く。
だけど、ただひたすら下を向いて歩いてる。

「私には何も見えない、何も聞こえない。」
そうやって必死に自分に言い聞かせながら。
ご近所さんには、何て暗い人だろうって思われているかもしれない。
でも仕方ないの。
赤ちゃんや妊婦さんを見ると、過呼吸起こしちゃうから。


昨日、ふといつもと違うスーパーへ行こうと思った。
初めて気付いたのだけれど、そのスーパーにはお花屋さんが併設されていた。
珍しく、足を止めてみる。たくさんお花が並んでいた。
何か育ててみようかなという気になって、一通り見渡してみる。
その時、なぜだか鮮明に目に入ってきたお花があった。


マリーゴールド。
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特別きれいなわけでもないのに、なぜか強烈に印象に残った。
結局、私はいつも枯らしてしまうからと諦めたけれど、
自宅に戻っても、なぜかやっぱりあのマリーゴールドが気になる。
「買えば良かったかな…。」と、ずっと心にひっかかっていた。


その晩、永遠くんが夢に出てきた。
初めてのことだった。
夢はいつも曖昧で、残念ながらよく覚えていないのだけれど、
確かに永遠くんが出てきたのだ。嬉しかった。

その喜びの一方で、一夜明けても
私はまだ、マリーゴールドのことが気になっていた。
どうしてこんなにも印象に残っているのか不思議に思い、
何気なくネットで検索してみる。そして、息をのんだ。



『マリーゴールドの花言葉:生きる』




なぜか強烈に目に入ってきたのも、永遠くんが夢に出てきたのも、同じ日。
それは、3回目の月命日
ただの偶然ではない気がした。
これはきっと、永遠くんからのメッセージ。

*☆*――*☆*――*☆*――*☆*

霊的な事に詳しい知り合いがいて、
その人にマリーゴールドや息子が夢に出てきたという話をしたところ、
亡くなった子供が夢に出てきたのは、
ちゃんと成仏して天国に着いた証拠だと。
天国に着いたよと、夢で私に知らせてくれたのだということでした。
納骨後のタイミングで夢に出てきたのも、納得。
そして、亡くなった人は言葉で伝えることが出来ないので、
物や形で伝えようとするのだとも話してくれました。

鮮明にマリーゴールドが目に入ってきたのも、
その後どうしても頭から消えなかったのも、
あの“花言葉”を私に伝えたかったからなのだと確信しました。


死産後、生きる気力を失くしていました。
こんなにも深い悲しみを抱え、しかもそれは一生癒えることはなく、
あまりに深い傷を背負って、生きていく自信がなかった。
死にたいというよりは、永遠くんの所に行きたいという気持ち。
早く永遠くんがいる場所に行きたい、そしていっぱい抱っこしてあげたい。
毎日、そんな気持ちでいっぱいでした。
だけど、永遠くんは私に生きてほしいと言っている。
それを、マリーゴールドを通して伝えてくれたんだなぁ。

マリーゴールドの開花期は、6月~10月。
それはちょうど、永遠くんの出産予定日と同じ頃。


2008.08.21