小豆島で出会ったオバサマと、その長男さんとの事…。
その後が気になっている方も、いらっしゃいますよね
ってことで、続編をUPいたします★

2012.01.07
※ 『長男さんの運転で、東京駅へ。』の続きです。

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長男さんは、私のスーツケースを持って
駅まで見送ってくれました。
停めた車の場所は、もはや遥か遠くへ…
新幹線の改札にたどり着き、お別れの挨拶をしようとしたら、



「せっかくだから、中まで入るよ。」


と、入場券を買ってくれた長男さん
私としては予想外の出来事
ホームに上がるエスカレーターに乗りながら、
「今から奈良まで帰るんだもんなぁ。
奈良だよ、すごいよなぁ。」
と、しみじみしてる長男さん
「俺も一緒に奈良まで行っちゃおうかなー
なんて言ってくれたりもして


結構ギリギリに着いたのでホームに上がって5分ほどで、
私が乗る予定の新幹線が入ってきて。
出発時間まではあと少しあったけれど、
うっかり乗り遅れちゃいけないから、
早めに乗り込んでしまおうかって話してたら、




「ちょっとここで待ってて。」




って、突然いなくなった長男さん。
あれれ、どこ行ったのーって、
キョロキョロする私の元に戻ってきた彼は、
「中で、温かいの飲んで。」と、
1本のペットボトル(ホットのお茶)を私に持たせてくれたのでした



オバサマからいただいたミネラルウォーターに、お茶。
2本のペットボトル、飲みきれんぞ!!
しかしさすが親子、優しさが似てるなぁ

そしていよいよ新幹線に乗り込もうって時に、
「今日はありがとう。また連絡するから、これからもよろしく
と、長男さんが右手を差し出す。
これまた予想外な行動に驚きながらも、
私たちは握手をしてお別れしたのでした。

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東京で過ごした3日間。
慣れない環境と仕事と、
そして体調不良で疲れ切っているはずなのに、
帰りの新幹線の中でこんなにも心穏やかな私がいて。
オバサマや長男さんの温かいお人柄に触れたからだと、
不思議なご縁に、ひたすら感謝です。

新幹線が発車する瞬間、
私の頭の中に、ある情景がぼんやりと浮かんできました。
昔からのブロ友さんならご存知であろう、あのお話。


それは5年前のこと。


ここ東京駅で、私は例のお医者さんの彼とお別れをした。
大好きな彼が、私とは違う女性と結婚してしまう。
実家の病院を守るために。まさかの政略結婚。
お互い大好きなのに、今ここで手を離せば、
もう一生会えないのだという現実。
だから最後の最後まで離れられなくて、
プルプルプルと発車の合図が聞こえても離れられなくて、
「離れて下さい!」
と係員に強引に引き離されて、閉じられた新幹線の扉。
少しずつゆっくりと動き出した新幹線の中で、泣き崩れた私…。




あれから、5年。


ここはあの時と同じ、東京駅。






でも。


あの時とは違う、東京駅。






身を引き裂かれるような思いを味わったあの時から5年。
ここ東京駅で、私の思い出はやっと上書きされたのでした。



*おわり*

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2011.12.06
※ 『長男さんと、ふたりきりで。』 の続きです。

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ふたりきりのお茶を終えて、外に出ました。
荷物が多い私のために、
車で東京駅まで送ってくれるらしい長男さん。
正しくは、オバサマからそう指示された長男さん

ちなみに、長男さんと会ってからは、
私のスーツケースは、ずっと長男さんが持ってくれていました。
まぁこれも正しくは、オバサマからそう指示されたわけで


事務所に到着すると、オバサマが待っていてくれて。
長男さんの弟さんが車を取りに行ってくれてるから
もう少し待ってねと言われました。
家族総出でおもてなし、恐縮ですーーーぅ
ありがとうございますーー

オバサマから、紙袋を渡されました。
「これ、無添加のドレッシングなの。
お母様にお渡ししてちょうだい。
それから新幹線の中でこれ飲んでね。」と、
ミネラルウォーターのペットボトルも渡してくださいました。
うぅ、感動なんですけどー

そして、車を運んできてくれた弟さんが到着して、
長男さんが運転席に乗り込みました。
後部座席に並んで座る、オバサマと私
東京駅までのドライブが始まりました



「彼女、ラーメン好きなんだって。」
と、運転しながらオバサマに報告する長男さん。
そう言えば先程、長男さんとお茶をしていた時に
とある話の流れで「ラーメン好き?」と聞かれたので
普通に「はい」って答えたのを思い出しました。
いや本当に、普通にハイって答えたのに、
何だか“ラーメン大好きっ子”みたいに報告されちゃったよ
するとオバサマ、
「あらそう、じゃぁ今度食べさせなきゃね
港区もラーメン激戦区で、色んなお店があるのよ。
また今度行きましょうね。
次に東京に来る時は、宿の心配はいりませんからね。
うちに泊まって行ってちょうだいね。」
と言ってくださって。

オバサマの田舎の事も色々とお話くださって、
「今度は私の田舎もお連れしますよ。」 とまで言ってくれて。



小豆島で、たった10分話しただけなのに。
何かすっごい、不思議。そして、嬉しい

そうこうしているうちに、東京駅に到着。
「お母さんここで待ってるから。
あなたはお見送りしてあげて。」と、
これまたオバサマから指示が飛ぶ

「じゃあ運転席に座って待ってて。
何かあったら、すぐに電話してよ。」
と、長男さんがオバサマに伝える。


私はオバサマに何度もお礼を言って車を降りました。
車から数メール離れてから振り返ると、
車内からオバサマが手を振ってくれている影が見えて…。
私もめちゃくちゃ笑顔で手を振り返しました
とにかく、不思議。ご縁って、不思議。


違反きっぷを切られたら困るし、
「お車が心配なので…、私は本当にひとりで大丈夫ですから。」
って遠慮したのだけれど、
「運転席に座ってたら大丈夫だよ。」って、
長男さんは私のスーツケースを持って、
駅まで向かってくれたのでした。


さぁ次はいよいよ、お別れの時です。


*続く*

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2011.12.05
※ 『ついに息子さんと、ご対面!』 の続きです。

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ご主人が予約してくれていたのは、
東京ミッドタウン内にある『HAL YAMASHITA』
素敵なお店を選んでくださったことに、感謝

yamashita01.jpg

お席は私とオバサマが横並びで、私の前に長男さんが。
長男さんが、ふと質問してくる。
「そう言えば下の名前は、何て言うの?」と。

まゅりんこだと答えると、その瞬間からとても自然に
「まゅりんこちゃんは~」と呼び始めたことに驚いたけれど、
全く不快ではなく、むしろ何だか心地よい気もしたりして。
ちなみに隣のオバサマは、
「私の弟のお嫁さんも、まゅりんこって言うのよ。
まぁ何ていうご縁かしらねぇ」と

お食事をしながら話したのは、
「出会いって不思議だね。」とか、
「(私とオバサマが)初めて会った気がしないよね。」とか、
確かそんな程度のこと。

彼はとにかく仕事が忙しくて、ほとんど遊べていないこととか。
一人暮らしをしていて、休みは日曜だけなのだけど、
掃除と洗濯したらほぼ一日終わっちゃうんだよね、とか


「まゅりんこちゃんは、お買い物とか好きでしょ?」
と長男さんに聞かれ、
「え、浪費家に見えますか?」と聞き返しちゃったら、
「オシャレだからさ。」と言ってくれました。

「そんな事ないですよー、全然ですー。」
謙遜でも何でもなく本心でそう答えると、
「さっきもいいコート着てたじゃん。
個人的に、ああいうコート好きなんだよね。」って。

決して女性慣れしている感じは無いのだけど、
嫌味の無い、さり気ない褒め方が上手だなと。
こういう褒め方が出来る人、好き

オバサマは小豆島で
「素敵なお嬢様だな」と思ってくれたそう。
「お餅つきに参加してたでしょ?」と。
「お若い方は、クールぶってやりたがらない人が多いのに、
ちゃんと前に出てお餅をついていたから、
えらいなーと思って見てました。」
って、教えてくださいました。

1つだけプってなったのは、
オバサマがこんな事を言い出したから。


「この後私はちょっと出るから、ふたりでお茶でもしてきなさい。
まゅりんこちゃんは16時には新幹線に乗るらしいから、
15時にまた待ち合わせしましょう。
荷物が重いから、車で東京駅まで送ってあげてね。」と。

長男さん、うなづく。


「東京駅まで、私も一緒に行きますからね。」
とオバサマが私に。
レジでオバサマと長男さんが
私が支払う、僕が支払うとちょっとモメていたけど、
結局はオバサマがごちそうしてくださることに。
私は御厚意に甘えて、素直にごちそうになりましたよ


さぁ、次はいよいよふたりでお茶です!


*続く*

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2011.12.04
ミッドタウンを出て、歩くこと数分。
オバサマのご主人が待つという、事務所に到着。
待ちきれなかったのか、玄関まで出てきてくれて
「どうぞ、どうぞ」と事務所内へ案内される

ちらっと室内をのぞき込むと、
「初めまして、こんにちは。」と笑顔で頭を下げる男性が。
きっとこれが長男さんだな、と。

2011.12.02